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胃腸病の代表が胃炎と潰瘍です。胃炎とは、文字どおり、胃に炎症を起こすもので、急性胃炎と慢性胃炎があります。急性胃炎は、胃が痛い、もたれる、吐き気がする等の症状のほか、ひどくなると吐血や下血があります。慢性胃炎は、急性胃炎ほど顕著な症状はありません。一方、潰瘍は、胃や腸の粘膜がただれ、その下の組織まで欠損する病気です。胃の痛み、過酸症状、出血というこの3つの症状が起き、食後時間をおかずに痛むのが胃潰瘍、空腹時や夜中に痛むことが多いのが、12指腸潰瘍です。潰瘍の特徴は治ってもまた再発を繰り返すことで、ひどくなると合併症を患うこともあるので注意しましょう。
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【胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状】
最も多い症状は、お腹がすくと痛み、食事をするとおさまるものです。空腹時には胃液の分泌が活発になり、潰瘍を直接刺激します。そこで、1日のうちでいちばん痛みやすいのは夜中。睡眠中は胃に食物も入っていないので、粘膜が直撃されるからです。
■ 胸やけは胃潰瘍の前兆
胸やけを訴える人は案外多いものです。胸やけは、胃液が増えすぎて食道に逆流するために起こることが多く、胃潰瘍の前兆のこともあるので注意が必要です。十二指腸潰瘍の人は胃液の量
が増え酸度も高いので、胸やけをよく起こします。
胸やけは立っているときよりも横になったときのほうが強く感じられるものです。とくに左側を下にした場合が顕著なようです。胃・十二指腸潰瘍の治癒期にも胸やけを感じることがありますが、この場合はほとんど心配ありません。ただし、十二指腸潰瘍による幽門狭窄(胃の出口が変形して食べ物が通
過しにくくなった状態)からくる吐き気や胃のもたれは、食欲不振を起こし、回復を遅らせるので、気をつけなければなりません。
■ 十二指腸潰瘍で下血する
胃潰瘍が深く、筋層の中の血管までえぐっていると大出血が起こり、吐血します。色はコーヒーのような褐色です。しかし、潰瘍ができたところが毛細血管のある部分だと、出血も少なく、吐血することはあまりありません。
一方、十二指腸潰瘍の場合は、胃潰瘍より出血を伴うことが多く、吐血のほかに便とともに出血する下血がしばしばみられます。下血の際は痛みを伴いません。黒っぽいコールタールのような便が出て、初めて出血とわかることが多いようです。しかし、吐血・下血とともに胃に激痛を伴うときは危険です。これは胃壁、十二指腸の壁に穴があいてしまったときで、一刻を争います。顔が青ざめ、脈拍が速くなり、出血によるショック状態を起こしているときは、すぐに救急車を手配します。
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